皮膚癌でないことを十分確認したうえで、ビタミンC・Eやトラネキサム酸(抗炎症作用のあるアミノ酸)の内服やハイドロキノンやトレチノインという美白外用剤で加療します。
当院ではSolariという光線治療器(IPL)を導入しております。
IPLとはintense pulsed lightの略で、レーザーとは異なり複数波長の光線をあてることで、しみやそばかすだけではなく、小じわ、ニキビ跡、赤み、ハリ感等を同時に改善させることが可能です。麻酔が不要でダウンタイムがほとんど無く、レーザーと異なり熱傷などのリスクも小さいです。
一方で、1回のみの治療では劇的な効果は望めず、定期的な照射によって、徐々に肌の改善・若返り効果を得ていく形になります。
また、ビタミンCの外用も美白に有効ですが、皮膚の内部にまで十分浸透させるためにはイオン導入がより効果的です。イオン導入とは、電離した薬物を微弱な電流で皮膚の深部に浸透させる方法で、当院ではビタミンCの他、プラセンタエキスのイオン導入も行っております。
なお、イオン導入を行う際は、古くなった角質をケミカルピーリングで落としてから施行することで更に高い効果が得られます。
◎なお、当院では現在のところしみに対するレーザー治療は行っておりません。