薬のアレルギーやウイルス・細菌感染症などに伴う赤い皮疹を中毒疹といいます。口内炎や目の充血などを伴っている場合、発熱している場合等には緊急を要することもありますので、早期に受診をしてください。
赤み
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下腿に痛みや熱感を伴う紅色結節・硬結を生じる疾患で、発熱・全身倦怠感・関節痛を伴うこともあり、さまざまな原因により脂肪組織内に炎症が起こるために生じます。原因は感染症(溶連菌感染、風疹、流行性耳下腺炎、B型肝炎、ケルスス禿瘡、ハンセン病)、薬剤(サルファ剤、テトラサイクリン、セフェム系抗生剤、経口避妊薬)、ベーチェット病、Sweet病、サルコイドーシス、潰瘍性大腸炎、Crohn病、悪性腫瘍(慢性骨髄性白血病、ホジキン病)、膠原病など非常に多彩です。結核との関連があるBazin硬結性紅斑との鑑別が問題となることもあり、採血やレントゲン、皮膚生検など詳しい検査を行うことがあります。急性型と慢性型があり、急性型では通常1~3週間ほどで消退しますが、再発を繰り返すこともあります。治療は安静、立位・歩行を避けてクーリングを行います。細菌やウイルスなどの感染症があればその治療を行います。関節痛に対してはNSAIDsという解熱鎮痛剤や、ヨードカリを使用し、症状が強ければステロイド(プレドニンなど)の内服を行います。